マンボウジャンプ!!

マンボウ(以下ここでいうマンボウとはマンボウ属を指す)は水中から飛び出してダイナミックなジャンプをします。私は一度も見たことがないのですが、水族館の方に聞くと、たまにジャンプするみたいです。ここではそんなマンボウのジャンプに関する情報をまとめておこうと思います。

ニュース編

「マンボウがジャンプ!男の子を直撃」(中京テレビの2005年9月9日記事)
 この記事によると、イギリス・ウェールズの海で、男の子と母親がボートに乗って遊んでいたところ、マンボウを発見。母親が男の子によく見えるようにと近づけたその時、全長90センチ、体重30キロのマンボウがジャンプしてきて、男の子を直撃したとのことです。男の子はその一撃を食らって気絶したらしいのです。マンボウに押し潰されて亡くなった方もいるとのことで、マンボウもなかなか侮れませんね。 オリジナルの記事はこちら(Boy struck by giant tropical fish)

Mola (Sunfish) Mola mola .(Animals, National Geographic Wild,1996-2011 )
マンボウは水面から空中に最大10フィート(3m)飛び出す、水面に落ちて寄生虫を振り落そうとと試みる。


論文編

Dean(1913)
マンボウは普通水中で斜めになって飛ぶ、マンボウは動揺した時、時々ネズミイルカのように水面からジャンプすると言われている。
川島(2002)
マンボウは呑気に波にたゆたうばかりでなく、海上に勢いよく飛び上がり、翻る性質があることが、この『翻車魚』という当て字から理解される。
臼井(2002)
平成13年8月、サンディエゴ沖、流れ藻に付くマンボウが水面でジャンプするシーンを撮影した。(「地球!ふしぎ大自然 マンボウが跳んだ 東太平洋大追跡」 の取材記より)
白鳥(2008)
水族館の水槽からマンボウが飛び出したと思われる事例が報告されている。カリフォルニアでは水中からのビデオカメラでの撮影で、水面に飛び出した様子が撮影された。しかし、何メートル飛ぶのかはわかっていない。



聞き取り調査編
「水族館の水槽でジャンプして天井にぶつかるマンボウたち」

 マンボウの特別展に協力した関係で展示会場に足を運びに行きました。飼育員の方にジンベエザメがいる大水槽に入れたマンボウは元気かなと思って聞いてみたところ、現在(2011年5月12日)、海遊館にマンボウはいないとのことです。今年一月に足を運んだ時は元気に泳いでいたのですが、一体どうしてしまったのか? 理由を聞いてみたところ、マンボウが水槽の中でジャンプして天井(たぶん、鉄筋)に当たったらしく、その後状態が悪くなって死んでしまったようです。大きさは1m前後だったような気がします。水面から天井までの高さを聞いてみると、1m以上はあるとのことでした。マンボウは1m以上の水面をジャンプする能力があることを改めて認識させられました。以前から様々な水族館の飼育員の方々から、マンボウは水槽内でジャンプすることは聞いていましたし、天井に当たって血塗れで落ちてきたこともあったようです。
 一般的にマンボウのジャンプは寄生虫を振り落すためと言われていますが、飼育されているマンボウは淡水浴やホルマリン浴などで展示水槽に入れられる前にある程度寄生虫の除去が行われるので、もしかしたらマンボウがジャンプする理由は他にあるのかもしれませんね。  2011年5月14日(ウシマンボウΩ著)


目視観察編
「自然下のマンボウジャンプ目視観察」

2011年6月6日。快晴。物凄く熱い。地中海はきれいな青い海。このHPの管理人であるウシマンボウΩはイタリアでマンボウサンプリングを行っていた。二回目の定置網の水中観察時、潜望鏡を持って定置網の魚を観察している漁師の方にて、視界の隅で何かが跳ねた。網の中にはたくさんのマンボウがいることがわかっている。そして、今、跳ねたものの形には動画や映像で見覚えがあった。それはまさにずっと見たいと願っていたマンボウがジャンプしたものだった。初めて見たマンボウジャンプ。もっとちゃんと見てみたい、そう思って再び潜望鏡を覗いている漁師の方を見ていると・・・二回目のジャンプ。今度はハッキリ見た。漁師の乗っているボートのやや右斜め後ろでジャンプした。漁師がボートを傾けて水中を覗いている高さと同じくらいの高さまで跳ねたように見えたので、40〜50pはジャンプしたのではないかと思う。この日獲れたマンボウはすべて全長30−40cm台の小型ばかりで、ジャンプしたのも小型に見えたから、小型でも結構ジャンプするのかもしれない。マンボウが飛び出た瞬間はまさに「一」の字に見えた。鯨がジャンプするように体を横たえて着水する。wikiでは着水の衝撃で死ぬことがあるとか書かれているが、着水後のマンボウは水中に消えた。死んではいないだろう。死のリスクを冒してまでジャンプする意味が考えにくいので、この情報はデマだと思っている。あるいは古い文献にそんなことが書かれているのかもしれないが、今のところ見たことがない。マンボウがジャンプする理由は寄生虫除去のためという説が一般的である。しかし、実際の理由はよくわかっていない。この海のマンボウは内部寄生虫は多いが、外部寄生虫は少ないように思えた。同船していた研究者はこの後、もう一度マンボウがジャンプする光景を見たという。いつかジャンプしているシーンをカメラに納めたいところだ。 2011年6月21日(ウシマンボウΩ著)


「自然下のマンボウジャンプ目視観察2」

ネットサーフィンして偶然発見!
2012年1月16日、ハワイ・コナ空港沖でマンボウがジャンプしている瞬間を撮影された方がいらっしゃいました!
写真は使用してもいいと許可を頂いたので、有難くHPで紹介させて頂きます。
見た感じ、結構大きいように思われます。
私もいつかちゃんと映像に収めてみたいですね。


2012年1月30日(ウシマンボウΩ著)


その他の情報編

Phillip Colla氏がサンディエゴ沖で撮影したマンボウが水面でジャンプ(ブリーチング)した瞬間の貴重な写真

Martin氏が撮影したマンボウが水面でジャンプ(ブリーチング)した瞬間の貴重な写真2011年7月8日にブログ投稿。

「savage mola mola attack」という名前で2007年7月29日にYOUTUBEに投稿された水面でマンボウがジャンプする瞬間を捉えたlakeronkonkoma氏の動画。

「Savage Mola Attack REMIX high quality 」という名前で2009年2月14日にYOUTUBEに投稿された水面でマンボウがジャンプする瞬間を捉えたもう一つの動画(投稿者は上記と同じlakeronkonkoma氏)。

「Mola Mola (Ocean Sunfish) jumping out of the water」という名前で2012年3月29日にYOUTUBEに投稿された水面でマンボウがジャンプする瞬間を捉えた動画(投稿者はTenSumWeb's channel氏)。

「Jumping Mola」という名前で2013年9月19日にYOUTUBEに投稿された水面でマンボウが連続してジャンプする瞬間を捉えた動画(投稿者はJorge Villegas氏)。

2014年9月18日に書かれたブログで、詳細は不明ですが、スペインで撮影された写真のようです。記事の下の方でジャンプしている絶妙なマンボウの写真があります。

 2011年5月14日作成 2014年10月5日更新


Top