マンボウ捕獲物語

 マンボウ類は現代、一般的に定置網で捕獲されることが多いのですが、昔は様々な方法で漁獲されているのが過去の文献から見てとれます。ここではちょっと変わった手法での捕獲をピックアップしてご紹介します。

Case.1.ダイナマイト作戦(Williams,1892)

 1889年12月12日、防波堤から少し離れた場所にマンボウ(以下マンボウ属総称)が出現(最初は巨大なサメの鰭と思った)。防波堤で働いていたW氏は仲間とともにダイナマイトを持ってその場所にボートで向かった。しかし、その時は見失ってしまう。しばらくすると、水底で横たわっているのを発見。ダイナマイトを投下。マンボウが水面に上がってくると、再度頭にダイナマイトを設置して爆破して衝撃を与え、その後捕獲。このマンボウ属の大きさは全長2.7〜2.9mあったという。  


 2011年6月30日作成


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