海に転落した人が海面に浮上してきたマンボウに掴まり助けられる話

 事実は小説よりも奇なり――世の中には常識では考えられないような出来事が起こります。
 マンボウに関する逸話はいくつかありますが、これもその中の一つ。
 溺れた人をマンボウが助ける話です。
 この話は海外でもあったような気がしますが、イマイチどれが本当のソースかわかりませんでした。
 しかし、テレビ番組『ザ!世界仰天ニュース』でこの話が取り上げられていたのを知ったのでご紹介いたします。
 ※画像の著作権は各メディアに帰属します、何か問題があればメールをお送り下さい(ここでは引用という形で掲載させて頂いています)。
日テレ(2009) <ザ!世界仰天ニュース 「大海原からの大脱出 in 衝撃の大脱出スペシャル 3時間半SP」 2009年4月8日放送>



 1964年4月2日、高知県土佐市住まいの漁師になりたての山中勇さん(当時15歳)沿岸から150qほど離れた日向灘沖で漁船から落ちた。



 船が落ちたのに気付いて、助けに来てくれるのを泳いで待っていると、水面にサメのような背鰭が向かってきて驚いて溺れかける。
 必死になって、無我夢中でその背鰭にしがみついた。



 二時間後、漁師が山中さんの船からの転落に気付き、何かにしがみついている山中さんを発見する。
 サメかと思われた山中さんがつかまっていたその背鰭はマンボウだった。



 マンボウは二時間もの間、一度も水中に潜らなかった。
 山中さんが救出された後、マンボウは静かに去って行った……


 という内容でした。
 本人に取材して番組を作り上げているのですから、本当にあった出来事と思いますが、興味深い話です。
 背鰭にずっと掴まっていたということは、マンボウの昼寝はしなかったようですね。
 参照に、こちらがソース。こちらが動画(11分あたりから)です。



 2013年4月12日作成 


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